2010/10/10

EDXの定量分析の歴史

どうも僕です.

何から書こうか迷う今日この頃です.EDXスペクトラムの波形処理について書こうか,そんなしょーもない事は無視して定量分析補正法について書こうか,迷ってます.まぁ両方書きたいんだけどね.優先順位を決めなきゃ・・・

定量分析も含めてEDXに関する歴史のおさらいでもしよう!

戦後1940年代に,フランス(だったと思う)のPh.D Studentだった,R.Castaingとその先生によって,SEM-EDX(WDXかも・・)の基本原理の発表がありました.本質的な部分は現在と変わっていないみたいです.

1950年代は装置の開発かな?日本やフランスやそれ以外の国でも開発に取り組んだはず.Castaingはフランス人だから,Camecaが現在でも有名なのはCastaingの影響力があったのかもねぇ....

1960年代になって,定量精度をもっと上げることが課題になったので,定量分析に関する研究が多数行われました.その成果として,ZAF補正やBence-Albee補正が誕生しました.

1970年代になって,大型コンピュータを使って定量分析の補正計算を処理するようになりました.たぶん,それ以前は,手計算だったのかも・・・

1980年代になって,コンピュータの処理能力が向上して,データ処理が容易になった

1990年代になって,φ(ρz)補正が提案されました(たぶん)

2000年代以降の歴史はよく知りません...

とにかくSEM-EDXの基本原理は戦後まもなく完成したって事は言えるでしょう.それ以降,現在に至るまでは,IT業界の発展と共にEDXの充実してきたって程度の認識でよいような気がします.

おしまい

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