2010/10/10

EDXの概要

どうも,僕です.

EDXについて,いろんな事を書いてみよう!というスタイルで,ブログを開設しました!

じゃ,まずEDXって何なの?

energy dispersive X-ray spectrometryの略なんだけど,EDXとよんだりEDSと読んだりします.
日本語は,エネルギー分散型X線分光器とかエネルギー分散型X線分光法とか,もうちょっと略して,エネルギー分散法とかって呼ばれてますね.
まぁ要するにですね,エネルギー分散型X線分光器を使ったX線分光法なのですよ.

こういうEDXの検出器というのは,電子顕微鏡(SEM)などに取り付けられています.

じゃあ,SEMって何なの?ってなると,説明しないといけないのかな?ちょっとブログの趣旨に反するんですが,ちょっと書いてみよう.

話が長くなるんですが,,,,
SEMってのは,電子銃室にW(タングステン)フィラメントなどが設置されていて,そこに大きく電圧をかけてやるんです.だいたい20kV前後かな?それから,フィラメントにも電流(エミッション電流)を流してやるのですが,電圧をかけられたことによって,電子が引っ張られるのです.そういう電子の束のことを電子線と呼んだりします.electron probeって英語で書きます.
そうやって引っ張られた電子線は,SEMの鏡筒を通過するんだけど,いろいろな電気的な操作によって絞られていくのです.最終的には,試料にぶちあたるのですが,このとき直径が数百オングストロームとかまで絞られているらしい.人によっては1ミクロンの直径だと言っている人もいるけど,まぁ大差ないでしょ.
そして,電子線が試料にぶち当たったときに,いろんな物が試料から発生します.2次電子(secondary electron)とか、反射電子(backscatter electron)とか特性X線(characteristic x-ray)とかね.
EDXは,この特性X線を半導体検出器によって検出して,様々な分析を行う分析法と言えるでしょう.

いっぱい説明すると疲れますね!
じゃ,また今度,なんか書きます,ばいばいノ

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